About

当院について
ねこちゃんがリラックスできる病院を目指して

「CFC(Cat Friendly Clinic)」とは、猫にやさしい動物病院の“道しるべ”としてisfm(国際ねこ医学会)によって確立された国際基準の規格で、世界的に普及しています。当院は猫に対する姿勢や猫医療について継続的な向上を心がけ、適切な設備を整えることで、2021年にゴールド認証を取得しました。

※現在のところ、わんちゃんに対する認証制度はありません。当院では外待合の設置、保定や採血などの処置時にストレスを減らす工夫、預かり時にドッグランでの時間を作るなど、ドッグフレンドリーな動物病院となるよう心がけています。

犬・猫で分かれているから安心

受付に向かって右側に、緊張しやすいねこちゃん専用の待合室がございます。目隠し用の布をご用意していますのでご自由にお使い下さい。
犬・猫の別々の待合・診察室が左右両端にあり、他の動物の存在をできるだけ気にせずに診察が進められるように設計しています。
入院室も犬・猫別々のお部屋にケージを設置しており、できるだけ穏やかに入院できるようマジックミラーで通路を通る人が見えない工夫や、音や匂いにも配慮しています。体の大きなわんちゃん用の個室もあり、緊張しやすい小さなわんちゃんもご利用頂けます。
猫待合・診察・入院室にはフェリウェイ®(ねこちゃんがリラックスするフェロモン製品)を使用しております。

丁寧な診療を穏やかな時間のために

飼育環境、獣医療の進歩などのおかげで、伴侶動物の寿命は格段に伸びました。それに伴い腫瘍を発症してしまう動物は非常に増え、犬の約半数、猫の約3分の1が悪性腫瘍(がん)によって亡くなるとも言われています。
共に暮らす動物に「がん」があることが分かると、ご家族は大変落胆されます。しかし「がん」であっても、治せる場合、長期的に共存出来る場合、生活の質を改善して穏やかな時間を作れる場合なども多くあります。
腫瘍科診療には診断法、全身状態と進行度の把握、手術や抗がん剤、放射線などの治療法といった専門的な知識や技術が必要です。その習得のために認定医を取得し、多くの2次診療施設での研修を行ってきました。
当院では適切な腫瘍診療のもとに手術、抗がん剤、緩和治療や専門病院への紹介を含む複数の選択肢をご提示いたします。その上で動物と人が過ごす時間がより穏やかなものになるために、ご家族と共に最善の方針を考えていきたいと思います。

安心できる環境でのお預かり

お預かりは犬、猫それぞれ別の入院室でいたします。
大型犬が入れる個室もあります。※大型犬以外でも、ご希望の場合はご相談ください。
お預かり中は簡単な健康チェックを行い、預かり中万が一体調が優れない場合は獣医師の判断のもと治療を行います。

飼い主様へのお願い

●お預かりご希望の場合は、事前に獣医師による診察を受けて頂きますようお願いいたします。

●預かり前から体調不良がある場合は入院扱いとさせて頂きます。

●食べ慣れているお食事のご準備をお願います。1食分ずつ分けてご用意ください。

●お預かり時には、一年以内の混合ワクチン接種またはワクチンの抗体検査陽性の証明が必要です。他院で予防を行っている方は、各証明書をご持参ください。

●ノミ・マダニ駆除薬をお預かり1ヶ月以内、2日前までに投与して下さい。投与していない場合は預かり前診察を行い、投与させて頂きます。ノミ・マダニやその他寄生虫が明らかな場合は、衛生管理上お預かりをお断りする事があります。

●入院している動物の状況によって、お預かりできるお部屋に限りがありますので、ご希望の場合はお早目にご予約ください。

動物取扱業者標識


氏名 仁位 紀生
事業所の名称 南町にい動物病院
事業所の所在地 福岡県久留米市南1丁目24番-10号
動物取扱業の種別 保管
登録番号 012003号
登録年月日 令和2年2月27日
有効期間の末日 令和7年2月26日
動物取扱責任者 仁位 紀生

飼い主様と動物にとって最善の治療を

獣医療の進歩に伴い、動物たちが受けられる診断・治療は複雑化し、各獣医師の考えや病院の体制によって多岐にわたる様になりました。
かかりつけの病院で治療を受けておられても、「先生が忙しくゆっくり相談できない」、「難しい病気や治療のことをもっと理解したい」、「他の先生の意見を聞いてみたい」、「現在の状況に不安がある」など、大切なわんちゃん・ねこちゃんのために様々なお悩みを抱えた飼い主様が多くおられます。
当院としての考えや方針をお伝えし、当院で治療を引き継ぐ、穏やかにかかりつけの先生の診療を受けるお手伝いをする、より専門性の高い先生へご紹介するなど、柔軟な対応をいたします。
お気軽にご相談ください。

●これまでの検査データや処方されている薬剤をお持ちください。

●治療経過を整理してご来院いただけますと、より正確な診療を行えます。

●飼い主様のみでご来院いただき、お話させていただくことも可能です。

診療内容

予防狂犬病ワクチン/犬混合ワクチン/猫混合ワクチン/フィラリア予防/ノミ、マダニ予防

マイクロチップ挿入

検査・治療

腫瘍科(獣医腫瘍科認定医II種取得)

リンパ腫、肥満細胞腫、乳腺腫瘍、白血病、軟部組織肉腫、悪性黒色腫、移行上皮癌、扁平上皮癌、肛門嚢アポクリン腺癌など

皮膚科

アトピー性皮膚炎、食物アレルギー性皮膚炎、膿皮症、マラセチア性皮膚炎、ニキビダニ症、皮膚糸状菌症、疥癬症、天疱瘡など

循環器科

僧帽弁閉鎖不全症、心筋症、先天性心奇形、フィラリア症など

呼吸器科

短鼻種気道症候群、気管虚脱、肺炎、猫喘息、肺水腫など

泌尿・生殖器科

慢性腎不全、急性腎障害、膀胱炎、尿路閉塞、排尿障害、子宮蓄膿症、停留精巣など

消化器科

誤飲誤食、異物閉塞、食道拡張、胃拡張捻転症候群、幽門狭窄、膵炎、慢性腸症など

歯科

猫の歯肉口内炎、歯周病、外歯瘻、口鼻瘻管、乳歯遺残など

血液・免疫科

免疫介在性溶血性貧血、免疫介在性血小板減少症、多発性関節炎、リウマチ、全身性エリテマトーデスなど

内分泌科

副腎疾患(クッシング症候群など)、甲状腺疾患など

神経科

特発性てんかん、椎間板ヘルニア、変性性脊髄症、脳炎、重症筋無力症など

眼科

白内障、緑内障、角膜損傷、ぶどう膜炎、進行性網膜萎縮など

整形外科

骨折、膝蓋骨脱臼、股関節脱臼、レッグペルテス、前十字靭帯断裂、変形性骨関節症など

感染症

フィラリア症、バベシア症、ヘモプラズマ症、猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIP)、重症熱性血小板減少症(SFTS)など

中毒

タマネギ、ユリ科植物、チョコレート、キシリトール、殺鼠剤など

※当院での診断、治療が難しい場合は各科の専門病院との紹介や連携を積極的に行います。また、他院へのセカンドオピニオンをご希望の場合もご遠慮なくお申し付け下さい。紹介状や検査資料をご用意いたします。

手術は動物に対し大きな負担がかかり、ご家族は大きな不安を抱かれます。当院ではできるだけ安全で負担の少ない処置が行えるように、以下のことを実施し、飼い主様のご協力もお願いしております。

●麻酔リスクや手術適応の判断のため、原則全症例に対して術前検査を行います。そのため手術ご予約時には事前に受診していただいております。検査内容は動物の状態や病気によって選択いたします。

●預かり、入院が必要となるため、上記ペットホテルのご案内と同様の予防をお願いいたします。

●動物の痛みを過小評価せず、麻薬性、非麻薬性オピオイド、NSAIDsなどを組み合わせ、積極的な疼痛管理を行います。

●リスクの軽減、手術時間の短縮、侵襲性の低減、術後回復を早めるために、設備や器具を整え、定期的なスタッフトレーニングを行います。

●ご家族の不安を少しでも減らすため、丁寧なインフォームドコンセントを行います。病気について、治療の選択肢、麻酔リスク、予想される治療費などをお伝えし、ご理解頂いた上で手術に望みます。ご家族、スタッフが一丸となって動物を救うためにも、ご不明点はどんなことでもお尋ね下さい。

手術実績
腫瘍外科

皮膚腫瘍摘出(肥満細胞腫、軟部組織肉腫、扁平上皮癌など)、断指、断尾、断脚(骨肉腫など)、乳腺腫瘍摘出、口腔内腫瘍摘出、胃・消化管腫瘍摘出、肝臓腫瘍提出、脾臓腫瘍摘出、腎臓腫瘍摘出、膀胱腫瘍部分摘出、肛門嚢アポクリン腺癌摘出、腟腫瘍摘出、甲状腺腫瘍摘出、副腎腫瘍摘出

胸部外科

尾翼形成、軟口蓋切除、肺葉切除、PDA動脈管結紮、フィラリア吊り出し、横隔膜ヘルニア整復

生殖器外科

卵巣摘出、子宮卵巣摘出(子宮蓄膿症含む)、精巣摘出(停留精巣、精巣腫瘍含む)、帝王切開

泌尿器外科

会陰尿道造瘻、恥骨前尿道造瘻、腎切開術(腎結石摘出)、尿管結石摘出、尿管尿道吻合、膀胱切開(結石摘出)

消化器外科

胃切開、消化管切開、消化管吻合、直腸プルスルー、胆嚢摘出、胆嚢十二指腸吻合、胃捻転整復、胃固定、門脈シャント結紮

口腔外科

スケーリング、ポリッシング、抜歯、歯肉フラップ、口蓋裂整復、軟口蓋切除

眼科外科

眼球摘出、眼瞼切除、チェリーアイ整復、眼球突出整復、角膜縫合、瞬膜フラップ、眼瞼縫合、眼瞼内反整復

整形外科

片側椎弓切除(椎間板ヘルニア)、滑車溝造溝、頸骨粗面転移、関節外法、大腿骨頭切除、股関節脱臼整復固定、骨折整復固定

その他の外科

臍ヘルニア整復、鼠径ヘルニア整復、会陰ヘルニア、断指、断尾、尾翼形成、軟口蓋切除、肛門嚢摘出、耳道切除、耳血腫整復

※設備の都合上、現在対応出来ないものもあります。

わんちゃん、ねこちゃんが診療時間外に体調を崩してしまう場合があります。可能な限り当院で対応しますが、しばしばお受けできないこともございます。ご理解くださいますようお願い申し上げます。

●救急診療をご希望の場合は、留守番電話に【お名前、診察券番号、動物の状態、ご連絡先】をお入れ下さい。診察可能な場合は10分以内に折り返しいたします。

●折り返しの電話がない場合は、他の動物病院または福岡夜間救急病院(21時〜翌朝5時 092-504-8999)にお問い合わせ下さい。

●時間外診察料(2,500円〜、休診日・夜間4,000円〜)が診察料に追加でかかります。

来院のための交通手段がない、多頭飼いでワクチン等の予防が大変、頻繁な通院点滴が困難などの飼い主様のために往診対応いたします。ご希望の場合はお問い合わせの上ご予約下さい。

●対応可能な時間内で、獣医師が往復可能な場合に限ります。

●手術等で対応できない場合や、症例の状態(検査が必要な重症例、緊張して触らせてくれない等)によってお受けできない場合があります。

●往診料(4,000円〜※距離に応じて)と夜間や休診日の場合は時間外料金が、診察料に追加でかかります。