平素より南町にい動物病院のペットホテルをご利用いただき、誠にありがとうございます。
ご利用をご検討いただいていた方には大変心苦しいのですが、この度ペットホテルでのお預かりができなくなることをお知らせいたします。
ペットホテル廃止の理由としましては、下記3点があります。
①動物愛護法改正に伴い、ケージサイズの基準が厳しくなったこと
現在の設備では体高19cm(地面から肩甲骨までの高さ)までの猫さんと体長39cm(胸から尾の付け根までの長さ)までのわんちゃんしかお預かりできません。
また多くのケースでケージを2つつなげて運用せねばならず、病院全体で預かれる頭数もかなり制限されます。
制限をかけながらの継続も考えましたが、下記2点と合わせて取りやめる判断に至りました。
②入院動物の増加に伴い、ケージが不足するケースが増えたこと
ここ数年で多くの重症動物が来られるようになりました。
入院・検査預かりなどの際に利用するケージは、ホテルで利用しているものと同じです。
動物病院としては、健康な動物のホテル預かりより、苦しんでいる動物たちの預かりを優先せざるをえないという判断をしました。
③現スタッフで医療の質を維持していくため
ホテルでのお預かりの際には、1日数回のお散歩や排泄のケア、体調の管理などを必ず動物看護師または獣医師1~2名で行っておりました。
これらを入院管理や日常診療の業務に加えて行っていく場合、現在の人員では限界があり、スタッフの疲弊や医療の質の低下を危惧しております。
今後も現スタッフで安定した獣医療を提供し、高めていくために必要なことであると考えました。
今後の設備・人員拡充に伴い再開する可能性はありますが、上記状況に伴い当面の間はペットホテルを廃止させていただきます。
これまでご利用いただいている皆様、またこれからご利用を考えられてた皆様にはご不便・ご迷惑をおかけしますが、ご理解頂きますようよろしくお願い申し上げます。
※なお入院管理につきましては法令も含めて規制はございませんのでご安心ください。
南町にい動物病院 院長 仁位紀生